
ケミカルマテリアルJapan2018に新商品を出展しました。
- 2018.06.27
2018.03.22 Tweet
一般財団法人岡山セラミックス技術振興財団(以下OCRF)らによる、量産型Al4SiC4の基本特性を測定した結果に関する報告レビューが、耐火物誌(発行:耐火物技術協会)に掲載(1)されました。
複合炭化物Al4SiC4は興味深い特徴をもつことから、新たな機能性材料として高温材料、耐火物原料等の分野において注目されており、各種の材料・用途への応用展開が期待されています。
本報告では、Al4SiC4原料粉体の特性として化学組成、鉱物組成、粒子外観、真密度及び粒度測定の分析結果が報告されています。
さらに、Al4SiC4を用いて緻密焼結体を作成し、その硬度、熱膨張及び熱伝導を評価し、報告されています。
各種の分析結果から、量産型Al4SiC4の基本特性は、これまでの研究報告でなされた文献値と同等レベルの商品であるとまとめられています。
従来、Al4SiC4は量産化技術が確立されておりませんでしたが、OCRFとタテホ化学工業は共同研究の成果として量産化に目処をつけ、2017年12月に「REFTAT® AC-1」を 上市致しました。
(1) 星山泰宏, 西川智洋,高長茂幸,北垣昌規,小西 武. 耐火物, 70 [1] 42-44 (2018).