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BUSINESS
事業内容

水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムの生産プロセス
水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムの生産プロセス

化成品事業

海水から食塩を分離した後に採れる苦汁(にがり)から結晶を析出させることによって、水酸化マグネシウム「MAGSTAR®」を生成し、加熱して軽焼酸化マグネシウム「TATEHOMAG®」を製造しています。
「TATEHOMAG®」は、粒子が小さく、反応性に優れており、表面処理剤やセラミック原料として用いられています。特に当社の電磁鋼板用酸化マグネシウムは、魔法の粉とも称され、高級な電磁鋼板を製造するには欠かせない材料となっています。
1997年に、ダイオキシン問題を引き起こさずにプラスチック商品を難燃化するという世の中の要求に応えるため、MgにZnを複合化して水酸化マグネシウムの物性を変化させることにより、高性能なノンハロゲン難燃剤「ECOMAG®」の開発に成功しました。
従来の水酸化マグネシウムでは使用できなかった半導体封止材などに、最高級の難燃剤を提供しています。2008年に、液相から超高純度(99.99%以上)の酸化マグネシウム「PUREMAG®」を製造することに成功しました。
液相から析出させてフォーナイン(4N)を超える超高純度酸化マグネシウムを工業化したのは当社が初めてです。不純物をほとんど含まないので、高純度が要求される電子材料などに利用されています。
2016年には福岡県北九州市に響灘工場を新設し、赤穂工場と響灘工場の2拠点での生産体制を敷き、災害時にも安定供給できる体制を構築しています。

水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムの生産プロセス
電融品事業

電融品事業

タテホは、1960年に日本で初めて電融酸化マグネシウム「DENMAG®」の工業化に成功しました。国内唯一の電融酸化マグネシウムメーカーとして、結晶性の高い電融酸化マグネシウムを、転炉製鋼用のマグネシアカーボンレンガの原料として供給しています。ヒーター向け絶縁材分野では、中国にヒーター用電融マグネシウムの製造・販売合弁会社「大連達泰豪化学有限公司」を設立し、世界に向けて電融酸化マグネシウム「DENMAG®」を提供しています。酸化マグネシウム単結晶の大型化は、高沸点で蒸気圧が高いことから困難とされてきましたが、タテホ独自の結晶成長技術によって、1968年に、世界で最も大きな酸化マグネシウム単結晶を製造することに成功しました。現在、純度99.9%以上の酸化マグネシウム単結晶基板「MIRACRYSTAR®」を生産しています。酸化マグネシウム単結晶基板は高温超伝導膜、強誘電体膜、MRAM用磁性膜、ダイヤモンド膜などの最先端材料の薄膜形成用基板として広く使用され業界のスタンダードとなっています。また、高品質な電融酸化カルシウム「CALFUSE®」の製造も行っています。

電融酸化マグネシウムの生産プロセス
酸化マグネシウムセラミックスの生産プロセス
セラミック事業

セラミック事業

タテホのセラミックス「TATECERA®」は、自社で製造した酸化マグネシウムを原料として用い、成形、焼成して製造しています。
原料から酸化マグネシウムセラミックスを一貫して製造しているメーカーは珍しく、一貫生産のメリットを生かして品質と供給の安定を実現しています。
電気絶縁性、耐熱性、熱伝導性に優れた酸化マグネシウムセラミックスは、原子力から一般・工業用ヒーターの絶縁碍子として、また電子部品の焼成用治具や金属溶解用ルツボとして広く用いられています。
また、2015年に、タテホオザークテクニカルセラミックス社を米国ミズーリ州に設立し、タテホグループのセラミックスを全世界に販売しています。

酸化マグネシウムセラミックスの生産プロセス
サプリメント事業

サプリメント事業

マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。
マグネシウム専門メーカーとして半世紀にわたり培ってきた技術を活かし、水に溶けやすく身体への吸収率が高い独自の水溶性マグネシウム「ライフマグ®」を開発しました。毎日の食事だけでは不足しがちなマグネシウムを手軽にサプリメントで補えます。

水の入ったグラスに注がれるライフマグ®サプリメント