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粒状体の水酸化マグネシウム系化学蓄熱材「CHARGEMAG®️」

CHARGEMAG®

水酸化マグネシウム系化学蓄熱材

300℃以下の排熱を利用可能とした水酸化マグネシウム系化学蓄熱材。

summary

特長

タテホは、千葉大学劉醇一准教授(2014年度まで東京工業大学に在籍)らとの共同研究により300℃での蓄熱を可能とした水酸化マグネシウム系蓄熱材CHARGEMAG® PM-1を開発しました。

通常の水酸化マグネシウムでは、350℃以上の排熱しか利用できなかったところ、当社のCHARGEMAG® PM-1を用いると、これまで利用できなかった300℃程度の排熱を有効活用することが可能となります。
CHARGEMAG® PM-1を用いたケミカルヒートポンプは、これまで有効活用されていなかった低温域の排熱を有効活用できるシステムです。
当社はこの技術を用いて、低炭素社会の実現に貢献します。

水酸化マグネシウム系化学蓄熱材CHARGEMAG_PM-1と一般の水酸化マグネシウムの比較グラフ。これまで利用できなかった300℃程度の排熱を有効活用することが可能です。

低温域の排熱を活用した水酸化マグネシウム系化学蓄熱材

1. 300℃で蓄熱が可能

これまで利用できなかった低温域の排熱を利用できます。

2. 半永久的な熱エネルギーの貯蔵が可能

化学反応を利用した蓄熱材ですので、半永久的に熱を貯蔵できます。

3. 車両等による熱の長距離輸送が可能

安定した物質ですので、トラック等による長距離輸送が可能です。

4. いつでも熱を取り出すことが可能

80℃程度の水蒸気を供給することで、いつでも熱を取り出すことができます。

CHARGEMAG®の蓄放熱原理

CHARGEMAG®の蓄放熱原理

・水酸化マグネシウムと酸化マグネシウムが化学反応によって、相互に変換するときの吸熱・発熱を利用して蓄放熱します。
・酸化マグネシウムは常温常圧下では安定性に優れた物質なため、長期にわたる熱貯蔵が可能となります。

水酸化マグネシウム系化学蓄熱材CHARGEMAG®の蓄熱および放熱の原理

工場排熱を宅地の熱源に利用するシステム

・本技術は、全国の工場排熱を有効活用することが可能であり、各事業所でのエネルギーコストの削減に寄与できる技術です。
・さらに、コージェネレーションシステムの排熱も利用可能であり、工場を保有する事業者に加え、エネルギー事業者等への省エネサービスの展開も可能な技術です。

水酸化マグネシウム系化学蓄熱材を利用して熱を運搬し、工場排熱を宅地の熱源に利用するシステム

CHARGEMAG®️PM-1

CHARGEMAG PM-1

CHARGEMAG® PM-1

形状:造粒体

CHARGEMAG® PM-1は、金属塩を組み合わせることにより通常の水酸化マグネシウムよりも蓄熱開始温度、蓄熱ピーク温度を約50℃低下させることに成功しました。

CHARGEMAG® PM-1よりも蓄熱温度をさらに低温化した商品も開発中です。詳しくはお問合せください

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