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INCHEM TOKYO2019、化学工学会分科会、ニューフロンティア講演会で講演
2020.01.24 Tweet
当社は、INCHEM TOKYO2019、化学工学会エネルギー部会熱利用分科会第37回研究会(11/25) 及び第109回ニューフロンティア材料部会例会(11/29)において、「水酸化マグネシウム系化学蓄熱材CHARGEMAG®PM-1の実用化開発」と題した講演を行いました。IMPRES2019(前記事)に続いて、水酸化マグネシウム系化学蓄熱材に関する発表を行い、多くの関心を集めました。
INCHEM TOKYOは、2年に一度開催される、化学産業を中心としたプロセス産業およびプラント設備、エンジニアリング技術等を扱う総合展示会です。
化学工学会エネルギー部会熱利用分科会は、熱エネルギーの有効利用の観点から、将来のエネルギー社会への貢献を目指して活動しています。
ニューフロンティア材料部会は、一般社団法人大阪工研協会の専門部会で、先端技術や材料をめぐる最新の技術情報の交換、収集はもとより、ニーズとシーズの出会いの場を提供しています。
講演では、当社が開発・販売した酸化マグネシウム/水系化学蓄熱材 CHARGEMAG®PM-1の実用化に向けた研究開発について発表しました。
CHARGEMAG®PM-1 は、金属塩を組み合わせることにより通常の水酸化マグネシウムよりも蓄熱開始温度、蓄熱ピーク温度を約 50°C低下させることに成功した商品です。製品開発の中で得られた数多くの技術的知見及び優れた蓄熱性能について紹介しました。
酸化マグネシウム/水系化学蓄熱材は、蓄熱密度が高く、300℃程度の蓄熱が可能で、安全かつ輸送に適しており、半永久的に蓄熱が可能な素材として、大きく期待されています。
化学蓄熱技術は、工場の未利用排熱を有効利用することで省エネルギー化を実現し、石油利用量の減少、低炭素化社会の実現により、都市環境やエネルギー政策に貢献することが可能です。
当社では、CHARGEMAG®PM-1よりも蓄熱温度をさらに低温化した商品も開発中です。詳しくはお問い合わせください。
INCHEM TOKYOにて (弊社技術主任 大塚(左))
前記事:第5回 IMPRES2019 においてキーノート講演を発表