Applied Surface Science 誌(Vol.573 号) 論文掲載

2021.12.10

Applied Surface Science 誌(Vol.573 号) 論文掲載

 Applied Surface Science 誌(Vol.573 号)に、弊社技術者の投稿論文が受理されました。
 本報は、岡山大学 異分野融合先端研究コア 仁科研究教授との共同研究による成果です。
 酸化マグネシウムは高い熱伝導率を有し、次世代の熱伝導性フィラーとして有望視されていますが、耐湿性に劣るという欠点がありました。本研究では、酸化グラフェンに着目し、この材料で酸化マグネシウム表面を均一にコーティングすることにより、優れた耐湿性を付与できることを見出しました。
 酸化マグネシウム表面の酸化グラフェンは、熱処理により還元型酸化グラフェンとなっており、この酸化マグネシウムー還元型酸化グラフェン複合体は高耐湿性と高熱伝導性を兼ね備えた次世代のフィラーとしての応用が期待できます。
 当社は各種の純度、物性の酸化マグネシウム商品を多数取り揃えております。詳しくはお問い合わせください。

A. Saito, S. Obata, Y. Nishina, Appl. Surf. Sci. 573 (2022) 151483, Uniform coating of magnesium oxide crystal with reduced graphene oxide achieves moisture barrier performance, https://doi.org/10.1016/j.apsusc.2021.151483.

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