化学反応を利用して熱を大量に蓄積する技術「化学蓄熱」

2017.12.16

「化学反応を利用して熱を大量に蓄積する技術『化学蓄熱』」に関して講演する千葉大学大学院の劉先生

サマリー

INCHEM TOKYO 2017(於:東京ビッグサイト)で開催された産官学マッチングフォーラム「省エネルギー・未利用エネルギー技術開発」にて、千葉大学大学院の劉先生が、『化学反応を利用して熱を大量に蓄積する技術「化学蓄熱」』を講演しました。

化学蓄熱材と水酸化マグネシウム

千葉大学大学院の劉先生は、産業排熱等の未利用エネルギーを貯蔵し、有効利用するための「化学蓄熱材」の研究開発に邁進しておられます。現在、研究開発が進められている蓄熱技術のうち蓄熱密度が最も高い化学蓄熱技術は、反応系の選択により幅広い温度の熱源に対応できるという特徴があります。

化学蓄熱材の中でも、蓄熱容量が高く、安定で運搬・貯蔵に適した水酸化マグネシウム系化学蓄熱材に、劉先生は着目しました。

しかし、その操作温度と産業排熱等の熱源温度が一致していない点が課題となっています。 産業排熱の多くを占める300℃以下の熱源又は鉄鋼業等からの600℃以上の高温排熱に対応するために、熱源温度に対応した新規化学蓄熱材の開発が求められています。 劉先生は、化学蓄熱材の中でも、蓄熱容量が高く、安定で運搬・貯蔵に適した水酸化マグネシウム系化学蓄熱材に着目し、多数の研究をされてきました。

講演の内容

化学蓄熱の特徴及び近年の実証実験例を紹介する劉先生

当日のご講演では、化学蓄熱の特徴及び近年の実証実験例をご紹介されました。
化学蓄熱はその名の通り化学反応を利用し、可逆的でありながらエネルギー密度が高いことが特徴です。

化学蓄熱材の高性能化を目指して、水酸化マグネシウム系複合化学蓄熱材の開発が続けられています。

NEDOや国内の企業においては実証実験が進められており、具体的に成果が報告される段階になっています。
産業排熱の温度分布から、200℃以上の排熱を有効利用できる技術開発の必要性を示されました。
劉先生は化学蓄熱材の高性能化を目指して、水酸化マグネシウム系複合化学蓄熱材の開発、評価、反応メカニズムの解明及び耐久性の評価を進められております。
会場は大盛況です。

水酸化マグネシウム系蓄熱材CHARGEMAG® PM-1は、劉先生らとの共同研究から開発されました。

ご講演後に、劉先生に記念の一枚をいただきました。

当社では、劉先生らとの共同研究により水酸化マグネシウム系蓄熱材CHARGEMAG® PM-1を開発しました。
ご興味いただければ当商品ページも是非ご覧ください。

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